令和3年7月吉日。
なにやら怪しい小包が届く。
サイズの割に厳重に梱包されたそれを慎重に開封すると、
そこには簡素なブリスターパックに収められたCPUが……
というわけで、またしても軽率にぽちってました。
Ryzen 9 5900Xです。
こちらは今まで使っていた Ryzen 9 3900X の後継に当たるモデルで、コア数こそ12コア24スレッドと変わりないものの、アーキテクチャをZEN2からZEN3へと刷新し、内部構造を最適化してより高速化を図ったZENシリーズの最新版になります。
べつに3900Xに不満があったとかそういうことではなく、
単純に新しい物好きなので5900Xを持ってない自分に我慢がならなかっただけです。
経済、回していけー?
もうAM4の着脱とか慣れたものなのでサクサク換装します。
CPUグリスはいつもの「猫グリス」をマステ法で塗布。
熱伝導率が高いのはもちろん、柔らかめなのでスッポンのリスクも少ない大変優れたグリスです。
CPUクーラーは変わらず「noctua NH-U12A」が続投。
高負荷時でも最大75℃程度で安定します。下手な簡易水冷より冷える!
下の6800XTとの組み合わせもかっこいいですね。
Ryzen 9 5900X | Ryzen 9 3900X | |
---|---|---|
Single Core | 1542 | 1290 |
Multi Core | 20683 | 18145 |
CINEBENCH R23で性能比較。
どちらも全てデフォルトで動かしています。
同じプロセスルールで同じコア数なのにここまで性能が上がるとは……
Zen3は化け物ですね。
Ryzen 9 5900X (With CTR2.1 RC5) | Ryzen 9 5900X (Default) | |
---|---|---|
Single Core | 1598 | 1542 |
Multi Core | 22073 | 20683 |
CTR 2.1RC5でチューニングしたものとも比較しました。
シングルは微増にとどまるものの、マルチが1割近く性能向上しています。
おまけに、CTRでチューニングすることでアイドルプロファイルにより無負荷時の温度・消費電力がともに抑えられます。
室温25℃でなら場合によってはアイドル35℃くらいまで冷えます。
ランクがSilverのフツーの石ですらこれです。すごいですね。
というわけで、3900X→5900Xへの更新は充分に意味があるものでした!
これがAM4最後の更新に……なるのかな?
巷ではZen3Dの噂が流れるなか、年末になってようやくこんな記事書いてる奴^~