なげざっき

ついったーに書けない文字数まとめ。

自作PCのストレージ容量不足をなんとかする

3年前の夏に組んだ3代目自作PC波動砲SORA」に深刻な問題です。

3代目と言いつつ実質6代目なこのPCですが、当時は大容量のSSDがまだ高く、Cドライブには2013年に買った128GBのSSDをずーーーっと使い続けていました。
しかし、Windows7→8→8.1→10とアップグレードを重ね続けたことで挙動が随分怪しくなり、
ついには空き容量不足でWindows10の大型アップデートが適用できなくなりました。

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換装前。だいぶ限界です。

PCのストレージリフレッシュ大作戦!

▼三代目PC改 HAD-SORA-2 2019/08~
【CPU】Intel Core i7 6700K 4.0GHz
└LEPA LPWEL240-HF EXllusion240
【メモリ】Corsair CMU16GX4M2C3200C16R LED 8GB×4
GPU】PowerColor AXRX 480 8GBD5-3DH/OC
【マザー】BIOSTAR Z170GT7
【SSD1】Corsair Force Series MP510 CSSD-F960GBMP510 960GB ◆New!
【SSD2】SanDisk Ultra 3D SSD SDSSDH3-1T00-G25 1TB ◆New!
【HDD1】WESTERN DIGITAL WD40EZRZ-RT2 4TB ( WD Blue 5400rpm) ◆New!
【HDD2】WESTERN DIGITAL WD10EZEX/N 1TB (WD Blue 7200rpm)
NAS】WD MyCloud 4TB
【ケース】InWin 805 Red
【電源】Corsair RM750x 750W

Corsair Force MP510 Series 960GB

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今回の主役。
くたびれたシステムドライブを更新するために現れた救世主。

コントローラーにPhison E12、NANDメモリに東芝WD連合 BiCS3 64L 3D TLCを搭載。
SK hynixのDDR4メモリをキャッシュとして1GB搭載し、1700TBWもの耐久性を誇りながら、実売価格1万5千円程度と安価なM.2 NVMe SSDです。
5年間のメーカー保証がついています。

兄弟にシリコンパワーのP34A80、CFDの浮きドラゴンことPG2VN、グリーンハウスのGH-SSDRMPA、MyDigitalSSDのBPX Proなどがいますが、
これらはPhison E12のリファレンスデザインを採用しており、基本スペックはほぼ同等で、大きな違いは基板の色くらいのようです。

なお、今回入手した個体のファームウェアバージョンはECFM12.2でした。

SanDisk Ultra 3D SSD 1TB

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今回の主役その2。
容量不足のゲーム用ドライブを更新するために現れたダークヒーロー。

コントローラーにMarvell 88SS1074、NANDメモリにSanDisk BiCS 64L 3D TLCを搭載。
MicronのDDR3Lメモリをキャッシュとして1GB搭載しています。
今回入手したのは英語パッケージのグローバル版ですが、Amazon.co.jpから購入した場合のみ5年間のメーカー保証がついているそうです。

兄弟にWD Blue 3Dがおり、違いは実質パッケージと筐体くらいなので、好きなメーカー or 安い方を選択するといいでしょう。

WESTERN DIGITAL WD40EZRZ-RT2

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今回の脇役。
2万2千時間(!)稼働し続けたデータドライブを開放するために名乗りを上げた街の倉庫番

1.33TBプラッタを3枚、キャッシュメモリを64MB搭載。
ここ数年で急速に勢力を拡大しつつあるSMR(瓦方式)ではなく、従来どおりのCMRを採用している稀有なモデルです。
こちらは2年間のメーカー保証がついています。

なぜか2TBのHDDとほぼ同じ、3TBのHDDよりも若干安い価格で販売されています。

結果

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換装後。安心の空き容量です。

無事、システムドライブに約1TB、ゲーム用ドライブにも約1TB、データ置き場に約4+1TBの容量を確保できました。

SSDはクイックフォーマット、HDDはData Lifeguard DiagnosticsでExtended Testを実行してからクイックフォーマットし、S.M.A.R.T.の情報で不良セクタ等がないかを確認してあります。
今回は初期不良を掴まなかったようなので、ひとまずは安心です。

それにしても、M.2規格は素晴らしいですね!
ケーブルがないだけでこんなにスッキリするとは……可能であればすべてのストレージをM.2接続にしたいくらい便利です。

心配していたMP510の温度も、(S.M.A.R.T.読みですが…)アイドル時42℃~負荷時60℃くらいまでで収まっており、ベンチマークでガンガン書き込むとかをやらなければ、サーマルスロットリングの発生まで上昇しないと思います。
NVMeは熱いと言われていましたが、これくらいなら許容範囲内です。

今後の展望など

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今使っているケース「In Win 805」は、ステータスをビジュアルに全振りしているのでケース内のエアフローが壊滅的です。
ケース底面に一応吸気口はあるものの、そこから導風しているはずのフロントファンはケース内の空気を循環させるくらいしか役に立っておらず、主な吸気はケースの隙間とPCIスロットのメッシュカバーから行っている有り様。
電源もケース底面に設置するタイプなので、エアフローにはほとんど関与していません。

こんな状況でも、3.5インチシャドウベイを追い出すことで底面の吸気口にファンを2基増設することができます。
何らかの方法でHDD2基を外付け化し、ここに吸気ファンを設置しないと来年の夏は厳しい気がしますね…
あと3年はこのケースで行く予定なので、対策をしなければ。



おまけ MP510の兄弟みたいなSSDたち

ここにはないけど、MyDigitalSSD BPX Proは米尼で安く、日本で買ってもメーカー保証が効く(メーカー問い合わせで確認)ため、英語力に自信があればぜひ人柱になってほしい。