令和の冬を電熱インナーと電熱タイツで乗り切れ!コミネ EK-317 & EK-113
前回までのあらすじ
- 寒いのが苦手なので電熱グローブを買いました。
- 純正のバッテリーは高いわりに持ちがいまいちなので、USB出力のモバイルバッテリーから給電できるように5V→7.4Vのコンバーターを買いました。
- モバイルバッテリーは重いし電池切れしたらただの手袋になるので、車体から給電できるように12V→7.4Vのコンバーターを買いました。
- せっかく車体から給電できるようになったので、フル電熱を実現すべく電熱インナーと電熱タイツを買いました。←New!!
- そして早速往復900kmのツーリングで使ってきました。 ←New!!
EK-317 12V WP ストレッチE-ミドルインナーウェアー
電熱インナーとしては割と薄手で、中綿もないのでそのままでの防寒性は微妙。
公式ページにもありますが、防寒インナーではなく防風インナーです。
薄手のウインドブレーカーでヒーターをサンドイッチしたような構造で、生地は縦にはあまり伸びないものの、横には結構伸びます。
襟がついていないので、もこもことした冬ジャケットの下に着るのには最適。
生地に引っかかりが少なく、上にジャケットを羽織るときに袖がするっと通るのが◎
袖口には電熱グローブ接続用のコネクターがあります。
当然12Vなので、7.4Vのグローブを使うためにはEK-314のコンバーターが必要です。
サイズは179cm/63kgでLサイズを購入。
着丈はほとんどぴったり。前傾すると背中側が若干足りないかもしれません。
袖丈もちょうどいいですが、袖口のウインドストッパーに親指を通すと絶望的に袖丈が足りないのでここは封印。
胸囲はかなりブカブカですが、上にジャケットを着るのであれば問題なし。
ヒーターは胸部、背部、腕部外側にあり熱量も十分。
ただしタイツと違ってぴったり密着しないため、暖かさの感じ方はタイツのほうが数段上です。
ヒーターの周囲は意外と汗をかくので、吸汗速乾素材のインナーを着ておくと捗りますね。
EK-113 12Vエレクトリックインナータイツ
こちらはミドルインナーよりも分厚く、スウェット生地でヒーターをサンドイッチしたような構造です。
生地は結構伸びますが、ヒーターの部分は伸びないので膝周りはどうしてもそれなりに窮屈になりがち。
ミドルインナーに比べコントローラーのベロが短いので、一緒に使うと後ろに隠れて操作がやりづらいです。
サイズは普段履きがウエスト28~30インチ・股下84センチのところ3XL(!?)を購入。
この商品、色々なところで言われていますがサイズ感がおかしいです。
普段履きのサイズでは高確率で丈が足りないので、可能なら試着を推奨。
ただし店頭で試着可能なサイズはXLまでのことが多いので、もうなんか博打で買いました。
左が普段履きのジーンズ(28インチ/84センチ)ですが、3XLでもひと目見てわかるくらい股下が短いです。
生地がそれなりに伸びるので履けないことはないですが、この上からオーバーパンツを履くと股関節周りが突っ張って結構窮屈になります。
また、当然ですがウエストは恐ろしくブカブカです。
それでも太腿と脹脛はそれなりに密着感があり、少なくとも直立状態でずり落ちてくることはありません。
ヒーターが太腿~膝下に密着するぶん、弱で使ってもかなり暖かさを感じます。
また、つま先のヒーターが地味ながら良い働きをして、足の冷えがかなり改善します。
とりあえず電熱を買うならグローブの次におすすめかもしれません。
こちらも吸汗速乾素材のインナーを着ておくといいと思います。
また、普通のタイツの3倍くらいは分厚いので上に履くものを選びます。
オーバーパンツやカーゴパンツみたいなゆったり系のパンツを履くのがベスト。スキニーは諦めましょう。
実際に11月のツーリングで使ってみた
というわけで、先日電熱のテストを兼ねて長野まで往復900km走ってきました。
最高気温は昼の名古屋の15℃、最低気温は朝の松本の2℃、10℃前後での高速巡航がメインでとても寒いツーリングでした。
その時の装備はこんな感じ。
- urbanism UNJ-083 シティライドソフトシェルジャケット(L)
- POWERAGE PP-19230 スマートカーゴパンツ(L)
- RS TAICHI RSS011 DRYMASTER-FIT フープシューズ(26.0)
- 2りんかんで売ってたもこもこのネックウォーマー
- Amazonで買った適当なインナーグローブ
- インナーウェア上下
電熱以外はフツーの冬装備です。
これに加えて
- EK-317 12V WP ストレッチE-ミドルインナーウェアー
- EK-113 12Vエレクトリックインナータイツ
- EK-314 12V-7.4V グローブコンバーター
- EK-217 プロテクトエレクトリックヒートグローブ
今まで紹介してきた電熱シリーズ揃い踏み!
これは期待できそうです。
まず、一番効果を感じたのは電熱タイツ。
ヒーターの場所が絶妙で、一番風を受けて冷えやすい部分を効果的に温めてくれます。
太腿~膝下は夏の炎天下の信号待ちでジリジリ炙られるような感じでポカポカになります。
寒さでつま先が凍えることもなく、とても快適に走ることができました。
電熱ミドルインナーはタイツほどではないですが、しっかりジャケット内を保温してくれます。
今回着ていたジャケットが優秀すぎてずっと弱でしか使えませんでしたが、このミドルインナーは薄いので、春や秋に薄手のジャケットの下に一枚着込んでおくことで真価を発揮しそうな感じです。
構造上どうしても首肩の冷えが防げないのがマイナスポイントですが、これは首元のすっきり感とトレードオフなので仕方がないですね。
一方、体が温まったことで相対的に電熱グローブの発熱が物足りなくなってきます。
グローブは直接風を受けてしまうので、他の部位と比べてより冷えやすいんですよね。
今回は常時グリップヒーターと併用していました。
それでもあるとないとでは大違いなので、有用なのは間違いないです。
この1週間後に電熱グローブのみで下道を200km走りましたが、上半身はともかく下半身、特につま先の冷えがかなりしんどかったです。
やはり電熱タイツの温熱効果は素晴らしい。Dio用につま先だけでもモバイルバッテリーで温められるやつを買おうかな?
で、全身電熱で揃えた結果、電源接続ハーネスが2本も余りました。
ありがたいことに、12Vのやつを買うと大体ついてくるんだよね。
どうしようこれ……996とDioにもつけるか?うーん。
おまけ
少しでも参考になったら踏んでもらえると嬉しいリンクたち。
アフィリエイトだけど商品提供とかは受けてないよ!全部自腹!!